本読みの芋づる

芋づる式読書日記。

2019-05-01から1ヶ月間の記事一覧

『オリガ・モリソヴナの反語法』米原万理

三宅香帆さんの書評本『人生を狂わす名著50』で紹介されていた米原万理さんの『オリガ・モリソヴナの反語法』を読みました。 三宅さんの文章はほんとに楽しくて、紹介されてる本もいつも魅力的に書かれているのですが、実際その本を読んでみても面白い。 も…

『死にがいを求めて生きているの』 朝井リョウ

だけど人間は、自分の物差しだけで自分自身を確認できるほど強くない。そもそも物差しだってそれ自体だけでこの世に存在することはできない。ナンバーワンよりオンリーワンは素晴らしい考え方だけれど、それはつまり、これまでは見知らぬ誰かが行なってくれ…

読書日記 「おさん」

今年の目標の1つ、新潮文庫の太宰治作品読破がまったくすすんでいません…。 なんでだろ。月に2冊は読むはずなのに。 でも太宰治は意外と読むやすくて、読み始めたらするする読めてしまうのがいいところ。 昨日は短編集『ヴィヨンの妻』の「おさん」のところ…

読書日記 これやこの 行くも帰るも わかれては

引き続き『田辺聖子の小倉百人一首』を読み進めています。 枕元に置いて寝る前や、朝起きたけど布団から出る気がわかない時に、ちまちま読んでいるのでなかなか読み進められませんが、この速度でゆっくり読むの贅沢でいい感じ。 田辺聖子の小倉百人一首 (角…