2026-01-01から1ヶ月間の記事一覧
某月某日。 オスカー・ワイルド「スペイン王女の誕生日」を読む。 王女の誕生日に踊りを見せて、王女から白薔薇をもらった珠儒(こびと)は有頂天になる。王女に自分が生まれ育った森の木々や花々を見せてあげようとウキウキするも、王宮内で初めて鏡を見た…
某月某日。 益田ミリ『しあわせしりとり』を読み始め読み終える。新大阪から帰る新幹線と東京から地元へ帰る電車でのちょっとの時間で。 前に名古屋へ行った時も帰路で、名古屋の書店で買った益田ミリさんのエッセイを1冊読み終えた。 旅行の間は本を読む時…
畠山丑雄『叫び』の主人公ひかるは彼女と同棲するために茨木に越してきたものの、しかし彼女はその家に越してこず、連絡も途絶える。以後彼は37歳にして余生に入ったようになり、生きたいとも死にたいとも思わず日々を過ごしている。 そんな日々の中、深夜の…
自身の家を設計した建築家と、そこに住み個人塾を経営した女性、最後に住んだ夫婦、子供の頃建築家の家を何度も訪れ取り壊しが決まったその家を惜しみ家の中をスケッチしてまわる青年が主だった登場人物だが、家そのものが語り手であるようにも感じた。 それ…
某月某日 『考えるヒント』を読む。 ヒトラーの話が出てくる。 人性は獣的であり、人生は争いである。そう、彼は確信した。従って、政治の構造は、勝ったものと負けたものとの関係にしかあり得ない。 ヒトラーが『我が闘争』という本を書いていたことを思い…