2025-02-01から1ヶ月間の記事一覧
昨年2024年の本屋大賞翻訳部門は1位がファン・ボルム『ようこそ、ヒュナム洞書店へ』で、3位がキム・ホヨン『不便なコンビニ』。どちらも韓国文学だった。この2作の共通点は韓国文学というだけでなく、Kヒーリング小説であるという点、しかも書店とコンビ…
キム・ホヨン『不便なコンビニ』を読んだ。書店で見かけて存在は知っていたものの、なぜか読む気にはなれずにいたものだったけど、それがファン・ボルム『ようこそ、ヒュナム洞書店へ』が本屋大賞翻訳部門1位を受賞した時の3位と知って、これは読まねばなる…
韓国文学をたくさん読んできたけど、男性作家のものはあんまり読んでこなかったなぁ、パク・ミンギュとか好きな男性作家もいるんだけど、もう1人くらい欲しい。開拓したい。 そう思って読んでみたけど、やっぱり難しいようだ。 なんかハマれない。ハマれない…
そう、書店は僕にとって、可能性の天国なのである。だから逆に何も買いたくなくなることさえある。何か買ってしまえば可能性が現実にせばまってしまい、書店内に立っていた時の圧倒的な喜びが消えるからだ。 となると、子供の頃に買った本を読むすぐさま読破…
君との関係はどうしてここまで続いてきたのだろう。完全に連絡が途絶え、それこそ見知らぬ他人のように、お互いの人生から完全に消えてしまうチャンスも何度かあったはずなのに。相手への穏やかな記憶だけを分かち合う選択もできたはずなのに。私はどうして…
今回も一帖ずつ書いていくよー。重量級になったけど、これでも抑えたつもりだよー。 末摘花 源氏物語は古典的名作であるが故、もうネタバレとかそういう概念はないんだけど、「末摘花」の帖はネタバレなしで読みたかった…。 源氏物語を読むこと三回目にして…
「うまくなりたいの。どんなことをしても、もっと小説がうまくなりたい。こんなところでぐずぐずしてるのはまっぴら。だから、全部教えて。何が足りてないか、どこがまずいのか、遠慮なんかしないで言って。あなた編集者でしょ?それがあなたの仕事でしょ?…
人間は生まれた時から孤独で不安なんです。だからどう生きるべきかなんてわかるわけがないですよ。何でも手当たり次第、とりあえずつかんでみるんです。運良くいい物をつかむこともあるし、これ違うと思いながらもつかんだものを手放す勇気がなくて、仕方な…
「ひとつだけギモンがあるの。きいてもいいかしら」妻は遠慮がちに言うが、そのときすでに彼女のすがたは鴉の黒いつばさを装っている。私は反射的にそばを逃げたくなる。しかし逃げることはできず、じっと待っている。「あなた……に行ったことがあるの?」「……